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朝一の歌

 朝出かける時、玄関の扉を開けると、朝一の歌が飛び出します。

 季節、お天気によっていろんな歌が口をつき、駐車場までの数十秒声を出して歌って進みます。お天気のとても良い日「晴れた空、そよぐ風、港出船のドラの音悲し・・・、アーアーア憧れのハワイ航路」。気分の高ぶっている時「空清く晴れて、緑の朝に、望みを遂げて我等のつわもの達・・・・」中3の時歌ったNコン自由曲、歌劇アイーダ「勝利の行進」。朝ドラ「エール」を見ていたころは、「雲はわき、光あふれて、天高く純白の球・・・・」夏の甲子園テーマ音楽で行進します。

 最近のように雨模様の時は少しセンチメンタルな歌が出ます。「雨はふるふる、城ケ島の磯に、利久鼠の、雨がふる・・・・・。」どんな鼠か知りませんが、美空ひばりさんがしっとりと歌っていたのをイメージします。「雨が降ります、雨が降る。遊びに行きたし傘は無し。紅緒のかっこも緒が切れた。」(唱歌)「雨が小粒の真珠なら、恋はピンクのバラの花。肩を寄せ合い小さな傘が若い心を萌えさせる。別れたくない二人なら濡れてゆこうよどこまでも。」(橋幸夫)

 昭和40年高校3年の時、部活の後、学校から福井駅まで初恋の人と雨上がりの中を、手を握るでもなく、肩を抱くでもなく、とりとめのない話をして歩いたのが思い出されます。彼女は普段自転車通学で自宅方向が全く違っていましたが、雨の日だけは電車通学をしていましたので、帰る方向が一致し、雨上がりで帰る時間が合った時の思い出です。この歌が出ると、今でも胸がキュッとして少し熱くなります。「恋は不思議ね、消えたはずの、灰の中からなぜに燃える。ときめく心、せつない夢、別れを告げた二人なのに・・・・・」 (松岡寿夫)
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なんて素晴らしいブログでしょう!
わたしの胸もキュンとしました。それにしても朝一番に歌が出るってのはとても良い習慣ですね。私も真似ようかと思いますが松岡さんのように沢山の歌が出てきますかどうか??
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